『ラカンはこう読め!』:〈大文字の他者〉とは何者か【山下泰春の「入門書」入門(第8回)】

◆何となく、気まずい…… 皆さんはこんな経験をしたことがないだろうか。例えば、あまり親しくはない人と二人で時間を潰さなくてはならなくなり、会話を試みようとするのだが、それも長くは続かず、沈黙が訪れて何となく気まずい空気に […]

『命題コレクション 社会学』:社会は一体どこにある?【山下泰春の「入門書」入門(第7回)】

◆「社会」は一体どこにある? Societyという語を「社会」と訳したのは明治時代のことであった。それを今の私たちは何も疑うことなく、「社会」という語を日常的に使い、話している。例えば、社会科学、社会制度、社会福祉、社会 […]

【第3回】安丸良夫『出口なお:女性教祖と救済思想』について (日本人の「勤勉さ」と近世後期の新宗教)

前回:【第2回】小沢浩『生き神の思想史』について(日本人の「勤勉さ」と近世後期の新宗教) ◆前回の内容 前回、筆者は小沢浩『生き神の思想史』(岩波書店,2010)を参照して以下の二点を概観した。まず第一に、近世の民衆には […]

【第9回】〈アレ★Club〉と『ぼっち侵略』(前編)(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界)

前回:【第8回】覚醒(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界) ※注意:今回、記事中にさいむが〈アレ★Club〉のメンバーから投稿原稿の査読を受ける場面がありますが、本稿における〈アレ★Clu […]

【第2回】小沢浩『生き神の思想史』について(日本人の「勤勉さ」と近世後期の新宗教)

前回:【第1回】近世後期の新宗教と民衆思想の概説(日本人の「勤勉さ」と近世後期の新宗教) ◆前回の内容と今回のテーマ 前回、筆者は安丸良夫『日本の近代化と民衆思想』(青木書店 1974年9月)を通し、江戸時代の勤勉革命を […]

【第1回】近世後期の新宗教と民衆思想の概説(日本人の「勤勉さ」と近世後期の新宗教)

◆はじめに:「勤勉」神話の起源を求めて 日本人は勤勉であるとしばしば言われる。日本人にとって馴染みのある「過労死」という単語が英語ではそのまま「karoshi」と翻訳される点や、サービス残業や長時間勤務といった労働問題が […]

『これが現象学だ』:「私」は「他人」と分かり合えるか?【山下泰春の「入門書」入門(第6回)】

前回:『全体主義』:時代論の書き方【山下泰春の「入門書」入門(第5回)】 ◆「私」は普通じゃない 私はよく昔から「変わってるね」とか「普通じゃない」と言われてきた。今でも「じゃあ普通って何だよ」と思うことはあるが、結局そ […]

【第7回】接触、〈アレ★Club〉(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界)

前回:【第6回】GIVE A REASON(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界) ◆実力不足に苛まれながら 2016年になると、私はすっかりアニメ批評界隈の片隅にいる人間として定着していま […]

ガディール・フンムの「伝承」について【「ことば」を語る(第2回)】

前回:名古屋弁について【「ことば」を語る(第1回)】 ◆はじめに イスラム教についてニュースやワイドショーで報じられる際「シーア派」「スンニ派」というワードがよく出てくる。この2つの宗派については耳にしたことのない読者の […]