こんばんは、〈アレ★Club〉です。Twitterでも告知しましたが、本日は即売会での新刊頒布のお知らせです。
私たち〈アレ★Club〉は11月25日(日)に東京流通センター第二展示場で開催される第二十七回文学フリマ東京にて、当会が制作するジャンル不定カルチャー誌『アレ』の新刊Vol.5を初頒布いたします。
私たち〈アレ★Club〉は、これまでの『アレ』第一期で「メディア」(Vol.2)・「場所」(Vol.3)・「人外」(Vol.4)など、私たちを取り巻く事象や空間に着目して毎号特集を組んできました。今号Vol.5からVol.8は『アレ』第二期として、「私たちの営みそのもの」へとさらに注目していきます。そんな『アレ』第二期の初陣を飾る『アレ』Vol.5、特集は「Workを捉えなおす」です。日本では「労働・仕事」と捉えられがちな「Work」は、本来「作業・研究・行動」など様々な意味を持つ言葉です。今号では「Work」の多様性、ひいては私たちの生き方について考えていきます。
そんな『アレ』Vol.5ですが、今回の表紙は来年発売予定のゲーム『デジモンサヴァイブ』のキャラクターデザインを担当されている浮雲宇一さんにイラストを担当していただいております。
『アレ』Vol.5の目次は次のようになっております。
今回はインタビュー2本、特別寄稿が2本となっており、ページ数は前号『アレ』Vol.4と同じ256pの大ボリュームとなっております。インタビュー記事については、立命館大学ゲーム研究センター客員研究員の井上明人先生、東京工業大学生命理工学院准教授で(株)メタジェンの副社長CTOでもある山田拓司先生のお二人にご協力いただきました。
井上明人先生には「ゲーム(の研究)」を仕事にすることを中心に、様々な場面で「ゲーム」が用いられている現状や、そうした社会で私たちが生きる上での攻略法についてお話を伺いました。また、山田拓司先生には東工大発のベンチャー企業であるメタジェンのお話を中心に、微生物の研究・利用を通じた社会との関わり方についてお話を伺いました。
さらに、今号ではインタビューに加え、前号『アレ』Vol.4にて特集巻頭言をご寄稿いただいた哲学者のアラン・バディウ先生、同じく前号でインタビューにご協力いただいた小泉義之先生に特別寄稿をご寄稿いただきました。
アラン・バディウ先生は、〈アレ★Club〉の試みを「面白い」と関心を持っていただき、「自分も記事を寄稿してみたい」ということで、なんと書き下ろし原稿をお送りいただきました。そんなバディウ先生の特別寄稿は「新石器時代、資本主義、共産主義」です。思弁的実在論やSFでしばしば扱われる「ポスト・ヒューマン」などの概念について、「熱い」批判が繰り広げられています。
一方、小泉義之先生からは、前号のインタビュー後に「何か批評を書こうか?」とご連絡をいただき、寄稿していただくことになりました。そんな小泉先生による特別寄稿は『少女終末旅行』論「最後のダーク・ツーリズム」です。今年完結した『少女終末旅行』を題材に、精神分析的読解や生殖未来主義への批判を通し、真の「ポスト・アポカリプス」的作品とは何かを問い直したものとなっています。
以後、文フリ東京当日まで当会Twitterにて各記事についても紹介していきますので、何卒よろしくお願いいたします。アフリカの呪術師からオーケストラの企画・運営、テキ屋からサラリーマンまで、幅広い「Work」のお話が満載です 。
以上、〈アレ★Club〉からのお知らせでした。
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