こんばんは、〈アレ★Club〉です。先日Twitterの方でも告知しましたが、本日は新刊の頒布・委託販売に関するお知らせです。
私たち〈アレ★Club〉は、来る9月6日(日)にOMMビルで開催される「第八回文学フリマ大阪」にて、当会が制作するジャンル不定カルチャー誌『アレ』の新刊である『アレ』Vol.8を初頒布し、文フリ大阪翌日の9月7日(月)から、全国の書店様で委託販売を開始します。
※当会制作物の委託先一覧につきましては、下記のページをご参照ください。
今回刊行する『アレ』Vol.8、当初は5月の「コミックマーケット98」および「第三十回文学フリマ東京」での初頒布を予定しており、両イベントの開催中止に伴い刊行延期となっておりましたが、このたび晴れて刊行の運びとなりました。ここまで来ることができたのも、ひとえに日頃から当会を応援してくださる寄稿者・インタビュイー・印刷所・書店、そして読者の皆様のおかげです。この場を借りて、改めて厚く御礼を申し上げます。
さて、今号『アレ』Vol.8は、Vol.5(特集:Workを捉えなおす)、Vol.6(特集:食べる人)、Vol.7(特集:休―rest, break, in-active)と続いてきた“『アレ』第二期”の締め括りとなっています。今号では「日常/非日常から〈日常〉へ」という特集を組んでおり、「日常/非日常」という二項対立を超え、「日常」も「非日常」も包摂する個々の〈日常〉について、様々な角度から考察を試みた特集となっています。
そんな『アレ』Vol.8ですが、今号ではイラストレーターの長谷梨加さん(@magatype)に表紙イラストをご制作いただきました。また、『アレ』Vol.8の目次は以下になります。
今回は全ての記事が特集記事となっており、インタビュー記事2本、論考3本、エッセイ4本、コラムと創作が各1本ずつとなっています。また、ページ数は『アレ』史上最長の330pとなりました。そんな今号のインタビュー記事ですが、今号では酒井隆史さんと北澤茂さんにご協力いただきました。
今号のインタビュー記事ですが、『通天閣――新・日本資本主義発達史』(2011,青土社)や『暴力の哲学』([2004]2016,河出書房新社)の著者であり、アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート『〈帝国〉――グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』(2000=2003,以文社)やデヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』(2018=2020,岩波書店)の訳者としても知られる酒井隆史さんには、「大阪」や「共産主義」など様々なトピックを横断しながら、都市と日常のダイナミズムについてお話を伺いました。また、脳生理学者で新学術領域研究「時間生成学――時を生み出すこころの仕組み」の領域代表者を務める北澤茂さんには、最新の研究成果を交えつつ、私たちの「時間」の感覚が脳内でどのように作られ、いかにして「過去・現在・未来」を区別しているのかについてお話を伺いました。
最後に、今回の文フリ大阪における、当会こと〈アレ★Club〉の「おしながき」を公開します。
繰り返しになりますが、当会の新刊『アレ』Vol.8につきましては、9月6日(日)開催の第八回文学フリマにて初頒布し、翌日の9月7日(月)からは、全国の書店様での委託販売を順次実施します。また明日以降、文フリ大阪当日まで当会のTwitterにて各記事についても紹介していきますので、何卒よろしくお願いいたします!
以上、〈アレ★Club〉からのお知らせでした。
※『アレ』のバックナンバーの詳細につきましては、下記のページをご参照ください。