【お知らせ】新刊『アレ』Vol.9を委託販売します


こんばんは、〈アレ★Club〉です。昨日Twitterの方でも告知しましたが、本日は新刊の委託販売に関するお知らせです。

私たち〈アレ★Club〉は、当会が制作するジャンル不定カルチャー誌『アレ』の新刊である『アレ』Vol.9を、来たる2月21日(から、全国の書店様で委託販売を開始いたします。

※当会制作物の委託先一覧につきましては、下記のページをご参照ください。

ジャンル不定カルチャー誌『アレ』委託・通販情報

今回刊行する『アレ』Vol.9ですが、当初は本年1月に開催が予定されていた「第五回文学フリマ京都」での初頒布を予定していました。しかし、昨年来からのコロナ禍の影響で開催が中止となり、そのため刊行も延期となっていました。その後、印刷所様および書店様とのスケジュール調整の結果、このたびようやく刊行の運びとなりました。ここまで来ることができたのも、ひとえに日頃から当会を応援してくださる寄稿者・インタビュイー・印刷所・書店、そして読者の皆様のおかげです。この場を借りて、改めて厚く御礼申し上げます。

そんな今号『アレ』Vol.9、特集は“「わかる、わかる?」―「伝」にまつわるエトセトラ”です。

当会が制作するジャンル不定カルチャー誌『アレ』は、Vol.1からVol.4までを“『アレ』第一期”、Vol.5からVol.8までを“『アレ』第二期”と、4冊ごとに1シーズンとして刊行してきましたが、今号(Vol.9)からVol.12までの“『アレ』第三期”では、「人間の素朴な行為」にちなんだ特集を組んでいきます。その第1弾として今号では、私たちのコミュニケーションの根本にある「伝える」に着目した特集を組みました。

『アレ』Vol.9書影

その『アレ』Vol.9ですが、今号ではイラストレーターのalmaさん(@alllma_original)に、時代が変わっても続いていく「伝(える/わる)」をイメージした素敵なイラストをご提供賜りました。

『アレ』Vol.9目次(一部拡大)

こちらは『アレ』Vol.9の目次ですが、前号と同じく、今号も全ての記事が特集となっており、特別インタビュー企画が1本、インタビューが2本、論考が6本、エッセイが2本となっています。また、ページ数は『アレ』史上最長の360pとなりました(前号で300pを超えて「まさかこれ以上増えることはないだろう」と思っていましたが、あっさりと更新しました)。

次に、『アレ』Vol.9の注目記事をいくつかご紹介します。

【注目記事①:特別インタビュー企画「災害とメディア」】

今般のコロナ禍も含めた「災害(disaster)」「メディア(media)」との関係について考えることを目的に、メディア研究者であるマンフレート・シュナイダー氏ヨッヘン・ヘーリッシュ氏ジョシュア・メイロウィッツ氏にメールインタビューを実施しました。マクルーハンやキットラー以降のメディア論を考える上でも重要なインタビューとなっています。

(左から)マンフレート・シュナイダー氏、ヨッヘン・ヘーリッシュ氏、ジョシュア・メイロウィッツ氏

【注目記事②:中屋敷均インタビュー】

『生命のからくり』(2014,講談社)や『ウイルスは生きている』(2016,講談社)の著者である生物学者の中屋敷均先生に、科学読み物の書き方や疑似科学との向き合い方などを交えつつ、科学の伝え方、科学との付き合い方についてお話を伺いました。

中屋敷均先生

【注目記事③:岩﨑奈緒子インタビュー】

京都大学総合博物館の前館長であり『博物館と文化財の危機』(2020,人文書院)の共著者でもある岩﨑奈緒子先生に、なかなか「伝わらない」博物館と文化財の置かれている現状やその背景、さらには博物館が何を未来に残し伝えるのかについてお話を伺いました。

岩﨑奈緒子先生

繰り返しになりますが、今回の新刊『アレ』Vol.9につきましては、2月21日(から全国の書店様で委託販売を開始いたします。書店様によっては通販も実施していますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

以上、〈アレ★Club〉からのお知らせでした。

※『アレ』のバックナンバーの詳細につきましては、下記のページをご参照ください。

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