こんばんは、〈アレ★Club〉です。先日Twitterの方でも告知しましたが、本日は新刊の頒布・委託販売に関するお知らせです。
私たち〈アレ★Club〉は、明日5月29日(日)に東京流通センターで開催される「第三十四回文学フリマ東京」にて、当会が制作するジャンル不定カルチャー誌『アレ』の新刊『アレ』Vol.11を初頒布し、文フリ東京翌日の5月30日(月)から、全国の書店様で委託販売を順次開始いたします。
※当会制作物の委託先一覧につきましては、下記のページをご参照ください。
今号『アレ』Vol.11は、Vol.9(特集:「わかる、わかる?」―「伝」にまつわるエトセトラ)、Vol.10(特集:疑信―「信じること」の信を問う)に続く、“『アレ』第三期”の第3弾となります。
そんな今号では「集まることのリハビリテーション」と題し、コロナ禍によってインスタントなコミュニティが濫立している現状を踏まえ、不特定多数の他者と「集まること」の意味について再考を試みる特集を組んでいます。
今号ではイラストレーターの佐藤おどりさんに表紙イラストをご制作いただきました。
また、『アレ』Vol.11の目次は以下になります。
今号は全ての記事が特集記事となっており、インタビュー・ダイアローグ1本、インタビュー1本、論考2本、エッセイ3本、コラム2本が掲載されています。
以下、注目記事の紹介です。
【インタビュー・ダイアローグ】濱田陽:「生なるコモンズ」から考える想像力と多様性―人文学対話篇
『生なるコモンズ』(2022,春秋社)や『生なる死』(2021,ぷねうま舎)などの著者である人文学者の濱田陽氏のインタビュー・ダイアローグです。
濱田氏と編集部メンバーによる「インタビュー」でもなければ「ダイアローグ(対話)」でもない、想像力と多様性を巡るジャンルを横断したやり取りが展開されています。
【インタビュー】中垣俊之:「粘菌生活」を目指して―細胞の物理エソロジーの道すがら
粘菌が迷路を解くこと、鉄道網の整備にその能力が活用可能であることを発見し、2008年・2010年にイグノーベル賞を受賞した中垣俊之氏のインタビューです。
粘菌がいかに「計算」をし、どのような「知性」を宿しているのかを始め、「集まること」で生きる私たち人間の存在について、粘菌研究の観点から様々なお話を伺いました。
最後に、今回の文フリ東京における、私たち〈アレ★Club〉(ブース配置:テ-01)の「おしながき」になります。
以上、〈アレ★Club〉からのお知らせでした。
※『アレ』のバックナンバーの詳細につきましては、下記のページをご参照ください。