こんばんは、〈アレ★Club〉です。9月に入ったもののまだまだ暑い日が続いていますが、本日は当会がサークル参加する即売会に関するお知らせです。
私たち〈アレ★Club〉は、来る9月8日(日)に大阪・天満橋のOMMビルで開催される「第七回文学フリマ大阪」にサークル参加します。今回の文フリでは、今年5月に刊行したジャンル不定カルチャー誌『アレ』の新刊『アレ』Vol.6を、関西で初頒布します。
ここで、改めて『アレ』Vol.6の詳細についてご紹介させていただきます。前号『アレ』Vol.5(特集:Workを捉えなおす)から始まった“『アレ』第二期”ですが、今号『アレ』Vol.6の特集は「食べる人(ホモ・エデンス)」です。今回の特集は、普段「味」を中心に語られがちな私たちの「食べる」という行為にフォーカスを当て、「食べる人(ホモ・エデンス)」である私たち人間の営みについて、「食べる」を通じて様々な観点から考察したものとなっています。
そんな『アレ』Vol.6ですが、今号の表紙はイラストレーターの佳奈さん(@kana_gnpk)にイラストをご制作いただきました。また、今号はインタビュー2本、特集記事が8本、一般記事が3本となっており、ページ数は過去最長の280pの大ボリュームとなっております。
そんな『アレ』Vol.6のインタビュー記事ですが、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんと、立命館大学食マネジメント学部で学部長を務めておられる朝倉敏夫先生にご協力いただきました。
今号のインタビュー記事ですが、発酵文化のエヴァンジェリストであり、来月には新刊『日本発酵紀行』を上梓される小倉ヒラクさんには、「発酵」の観点から私たちの暮らし方や文化のつくり方などの様々なお話を伺いました。また、日本初の「食」を総合的に研究・教育する学部である立命館大学食マネジメント学部の学部長である朝倉敏夫先生には、「食の研究」をテーマに、「食」を学問するとはどういうことか、「食」の研究から見えてくるものは何かについてお話を伺いました。
また、今号の一般記事の中には、文学フリマ大阪事務局の副代表である猿川西瓜さん(@CUBE_sarukawa)にご寄稿いただいた「梅田サイファー論:『技術至上主義』の誕生」が掲載されています。この記事は、『フリースタイルダンジョン』の二代目ラスボスである〈R-指定〉を輩出したことで知られる〈梅田サイファー〉に関する論考です。
『フリースタイルダンジョン』や『ヒプノシスマイク』のヒットによって一般層にも浸透しつつある日本語ラップですが、現在のラップ評論・批評で主に言及されているラッパーは、東京を中心とした関東圏の人々であり、他の地方に触れられることはほとんどありません。こうした現状を踏まえて猿川さんはこの論考の中で、〈R-指定〉を輩出した〈梅田サイファー〉を例に、地方ごとに独自の進化を遂げてきた日本語ラップの“別の「中心」”について考察しています。
今年1月にリリースされたアルバム『NEVER GET OLD』に収録されている「マジでハイ」がYouTubeで350万再生され、今月下旬には新作『トラボルタカスタム』がリリースされる〈梅田サイファー〉ですが、猿川さんの記事は、おそらく日本語ラップ論の中で初めて〈梅田サイファー〉を中心に扱った論考となっています。
そんな盛り沢山の内容でお送りする『アレ』Vol.6は、9月8日(日)開催の「第七回文学フリマ大阪」で、当会こと〈アレ★Club〉のブース(H-27)で頒布いたしますので、皆様よろしくお願いいたします。なお、その他の頒布物につきましては、下記の「おしながき」をご参照ください。
以上、〈アレ★Club〉からのお知らせでした。
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