『カント入門』:人間の「理性」は正しいか?【山下泰春の「入門書」入門(第1回)】

◆入門書に「入門」する  巷にはさまざまな「入門書」が流布している。しかし、その中には「初学者が読んでも理解できるか」というと、なかなか怪しい入門書もしばしば存在している。例はわざわざ挙げないが、それはたいていある程度の […]

「世間」はどこにある?:その見方、教えます 【「数字」から垣間見る過去(第2回)】

前回:「光化学スモッグ」の数字:空は黒いか、黄色いか【「数字」から垣間見る過去(第1回)】 ◆お盆休みは「世間」にぶつかるシーズン  お盆休みが終わった。実家に帰省した人も多いことだろう。親類や旧友に囲まれて懐かしい夏休 […]

【ボードゲーム批評】『カタン』と交渉:貧しい島と富める島【盤面は語る(第1回)】

前回:【ボードゲーム批評】ボードゲームを語る意義【盤面は語る(第0回)】 ※この記事では冗長にならないように、『カタンの開拓者たち』(以下、『カタン』)のルールやプレイングについての言及は極力省いている。しかし、ルールが […]

【第2回】さいむ、誕生(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界)

前回:【第1回】その日、運命に出会う(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界) ◆そのとき「さいむ」が生まれた 『ひとりぼっちの地球侵略』(以下『ぼっち侵略』)の2巻が発売されてから一ヶ月以上 […]

「光化学スモッグ」の数字:空は黒いか、黄色いか【「数字」から垣間見る過去(第1回)】

◆はじめに:この連載について 筆者が副代表をしている<アレ★Club>では、機関誌としてジャンル不定カルチャー誌『アレ』を半年に一冊のペースで刊行している。そんな活動をしているためか、筆者はよく人からこう尋ねられる。 「 […]

【ボードゲーム批評】ボードゲームを語る意義【盤面は語る(第0回)】

近年、デジタルゲームを社会に紐付けたり、その芸術的側面を分解して咀嚼する試みとしての「ゲーム批評」が盛り上がっている。 この1年で『デジタルゲーム大全』のような良書が上梓されたり、現在の批評シーンを引っ張っている東浩紀氏 […]

【第1回】その日、運命に出会う(私が『ひとりぼっちの地球侵略』と共に辿り着いた「コンテンツ」の限界)

◆はじめに こんばんは、〈アレ★Club〉で文章構成を中心とした編集作業に携わらせていただいている「さいむ」と申します。 突然ですが、私はこの6年間、がむしゃらに『ひとりぼっちの地球侵略』(※1)(以下『ぼっち侵略』)と […]